道東スーパー林道は浦幌町・音別町・白糠町の三つの町に跨る長大な林道です。その規模は約51km。しかもそれに付随して多数の林道が分岐している為、全体の把握はとても困難な事ですし、それらを全て合わせた距離はどれくらいになるものか想像もつきません。
この道東スーパー林道、林道を走る事を趣味とする人にとっては魅力の有る存在ではないでしょうか。例えそうでなくとも、私にとっては魅力が有るのは当然ながら、加えてリベンジを誓った対象でも有ります。実は、数年前に完走を狙い留真温泉側から挑戦したものの手持ちの資料不足や日没によって迷ってしまい、結局気づいたら何とか脱出できた、というような経験があったのです。このまま負けたままでは悔しい、という訳で十分とはいえませんが下調べを行った後に再挑戦を行いました。この項はその挑戦の結果と記録です。
尚、経路のあちこちで災害復旧工事の為の通行止めが行われており、4輪車での完走は困難です(多くは鍵付きのゲートで閉鎖されている)。
丁度林道の入口にあった案内地図が簡易ながらも分かりやすいので説明に用います(尚、この看板は応急にしては立派なものであったので工事区域の復旧には当分掛かりそうです)。
MAP上のピンクの長方形をクリックするとその付近の解説ページが開きます。青の長方形は観光したところです。
先ずは留真温泉側から入りました。災害工事の可能性や事前情報収集により留真温泉側からは入れない可能性も予測されたのですが、『釧勝峠林道の入り方が分からない』『もしかすると入れるかも…』と考えてとりあえず行ってみました。しかし上記MAP中の解説の如く、閉鎖中でした。しかもゲートは鍵と鎖によりしっかりとロックされているので進入は不可能です。
しょうがないので第2の策の釧勝峠林道から進入してヌツキベツ林道に抜ける案に変更し、実行しました。結果的にこの案は成功し、無事に通り抜けることが出来ました。ついでにもう一つの通行止箇所も実際に確認しました。
実際に走り終えてから、数年前の走行経路を推測すると『留真〜道東林道〜衆音林道〜釧勝峠林道〜川流布林道〜本別』の経路が濃厚です。その時は山を越えて白糠に出る筈だったのに、入った時と同じ側に出てしまったのでした。それを考えるとほぼ間違いないでしょう(実際走った経路の風景も記憶の片隅に有った)。